みらいの学校vol.3 子ども国際マーケット
7月の夏休み期間に、年長児〜中学3年生までの学童期のお子さまを対象とした国際交流×職業体験のイベント「子ども国際マーケット」を開催しました。
このイベントは北九州市ステップアップ事業として採択され、大英産業株式会社様、株式会社大英工務店様、ウォータースタンド株式会社様、株式会社HOJO UNI様の協賛によって開催することができました。
Day1 事前お集まり1回目
たくさんの子どもが集まったスコーラ夏休みのイベント「みらいの学校 vol.3 子ども国際マーケット」。
Day1の昨日は、北九州パレスでお集まりをしました。
1人での参加の子もいれば、お友達と一緒に参加の子もいましたが、
すぐにみんな打ち解けて活動に取り組むことができました。
7月30日、みんなは何をするか知ってる人〜?
500円の飲み物が売れたら、そのお金はどうするか知ってる人!
初めてのメンバーで、初めての場所で、発言できるかな・・
と思ったのは杞憂で、
「ハイ!ハイ!」と積極的に意見をくれる子。
一生懸命ノートをとる子。
夢中で外国人の先生の国紹介を聞く子。
周りの音も声も聞こえないくらい、集中してアクセサリー製作に取り組む高学年と中学生の女の子・・・
2時間でたくさんの関係性が芽生えていました。
ウガンダ人の先生のブースで、ある子が質問をしました。
「爆弾て、どんな大きさですか?」。
私たちは直前にウクライナの紹介をしていたので、
その子は恐らくウガンダとウクライナが混同していた様子でした。
でも
ウガンダのチャールズ先生はすぐにこう答えてくれました。
「いい質問だね。爆弾はね・・・、戦争はね・・・、」
その子の質問にそのまま答えてくれました。
それはウクライナのことだからうちの国のことじゃないよ。
と咄嗟に言ってしまいそうですが、
今日ランチの時にチャールズ先生になぜそうしたのか聞いてみると、
「興味を持って質問をしてくれること自体が素晴らしくて重要だから。
自分で疑問を持って、聞いてくれた。それに答え、伝える、まずそこから。」
たくさんのつぶらな瞳が、キラキラと見たことのない風景の写真と、先生の話に釘付けになって、知りたい、知りたい。
そして納得して発見する。
そんな貴重な夏休みの場面があちらこちらでみられたことが本当に嬉しかったDay1でした。
Day2 事前お集まり2回目
Day1で少し打ち解けた子どもたちは、朝から元気いっぱいに子ども同士はもちろん、大学生スタッフや外国人スタッフにも声をかけてコミュニケーションを取っている姿が見られました。
Day2はチームビルディングの代わりに、協賛のウォータースタンド様から提供いただいた水筒の配布の前に水に関する紙芝居を読みました。
子ども達に水に関する質問をすると、たくさんの答えが返ってきました。正解はない質問の中で、一人一人が思ったことを自由に発言してくれたことにより、学びがより深いものになりました。
機会がございましたら、ぜひご自宅でも
「どこからお水は来るのか?」
「安全なお水を飲み続けられるために私たちができることは何か?」など考える機会がありますと幸いです。
その後は、Day1同様にスタッフの出身国についての紹介をグループごとに行いました。写真を見ながら、「この写真が気になる」と声をかけてくれる子ども達。
どうして気になったのか質問してみると、
「日本ではみたことないから!」と答えたり、「生き物が好きだから気になるんだよね」とそれぞれの興味関心の軸で各国の特徴を学んでいる姿が見受けられました。
後半のワークショップでは、各々が希望する準備物製作のグループに分かれて活動を行いました。
前回、アクセサリー作りが人気で定員オーバーでできなかったお子様を優先にワークショップは行い、その他の子どもたちは当日使用する看板のデザイン作りを行いました。絵や文字を書くのが苦手でどうしようと子ども達は学生スタッフと相談しながら、立体的なものを作ってみたり、友達にアドバイスをもらいながら制作を進めている姿が見られ、子ども同士だけでなく今回のイベントのチーム全体で協力し、それぞれの個性を活かして活動をしていました。
次回Day3は、いよいよ国際チャリティマーケット当日です。今回出会った仲間と共に新たな体験と学びのある1日となるようスタッフ一同も全力で楽しみサポートに努めます。
Day3 子ども国際マーケット当日
Day3のイベント当日。
事前学習の2日間で仲良くなった子ども達が、それぞれ自分ができることを見つけて協力しながら、暑さに負けず頑張っている姿にはスタッフ一同驚かされるところがたくさんありました。
ブースの準備を店主の方と一生懸命する姿。
たくさんのお客さんを呼ぶために、
スタッフと一緒に館内を歩き回り、
大きな声で呼び込みをする姿。
最初は恥ずかしそうにしながらも、
初めて出会う大人の方にも頑張って声をかけてみる姿。
出店してくださった店主の皆さんも、
「子ども達がたくさん売り込んできてくれるから作るスピードが追いつかないくらいだった」
とお言葉をいただけた程。
子どもたちはさまざまな工夫を凝らしながら販売活動に挑んでいました。
販売活動が終わり、売り上げからお給料やドネーション額を確認し、
本部にドネーションに来てくれた子ども達。
各国がどのような状況にあるのか。
なぜ寄付が必要なのか。
Day1やDay2の活動で初めて知った子ども達も多い中、自分で考え、心で感じ、売り上げの一部のドネーションとは別に自らの給料の一部から募金をする子ども達の姿も見られました。
暑い暑い日。
感動したのは、
『もうやめたい』『きつい』『かえりたい』
と、途中で投げ出した子がいなかった事。
こんなに暑いし
希望のブースになれなかった子もいた。
皆、汗だくだった。
だけどみんな、本当にキラキラといい顔をしてた。
子どもと本気で向き合い、
愛情を持って接してくれたおとなたちばかりだったことや
子ども自身が自分のミッションを感じて
主体的に取り組んでくれたこと
『与えて』『やらせる』でなく
本当にみんながしあわせそうだった。
バーバパパの学校という絵本の一コマ
『大切なのは、一人ひとりがそれぞれ、しあわせそうにやっているということです。』
北九州市のみんなで創り上げた教育機会のカタチの
一例となれば幸いです。
参加してくださった子ども達が頑張った結果、
今回のドネーション総額は、
【20,932 円】となりました!
本当にありがとうございます!!!
このドネーションは、ウクライナ支援、アフリカ支援に割り当てさせていただきます。
このみらいの学校Vol.3を通して子ども達が世界を知るきっかけ、自分の世界を広げるきっかけを作ってくださった出店者さま及び協賛企業・協力者のみなさま
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そして保護者の皆さま、ご来場くださったみなさま、学生アルバイトのみんな、外国人スタッフのみんな、本当に本当にありがとうございました!!!